なかなかメンテナンスする機会がないので、数年ぶりの再会です。今回12時間の使用した後に、次何年後使うか分からない機械です。ここで伝えたいことは、
- トレンチャーはどんな事に使うのか?あると便利?
- トレンチャーのどんなメンテナンスをしたの?
- 特徴や傾向は?
比較的に簡単な内容です。経験として残しておきます、芝草管理の方は知っておいても損は無いはずです。
トレンチャーは、緑地の排水改善の工事で使います
今回の点検は、工事請負専門業者ではない所の、所有してる機械です。コース管理で、芝生のナセリー改良の土壌の下で使います。溝を掘り、排水をよくするための工事です。造成で、バックホーも使いますが、固い地盤に排水できる層を作り、芝草成長に適した環境を作っていきます。
どんな作業内容ですか?
葉脈状に溝を切っていき、ネトロンのメッシュパイプとアングルを使い傾斜のついた、圃場に配置して行きます。
その後、砂利を引き砂を入れます。周りには散水を配置し、DC-1で寒地型のベントグラスを育てていきます。
暗渠には深さや、土壌の資材を気をつけないといけません。緑地とした後の見栄えに影響出ることがあります。
周りとの透水率が変わり、芝生の成長や色みが目立ってしまいます。「あ、アソコに暗渠作業したんだ」と色が違う線状に見えてしまいます。
均一の深さと幅で、直線で溝を切る必要があります。小さいユンボを持っていても、作業はやりにくいのですね。
機械の特徴とメンテナンス
このモデルのトレンチャーは、2反分位の溝1日で正確に切ってくれます。デメリットもあり、旋回し難くチカラ技で方向をかえます。
油圧のレバーで掘る深さを変えます。引きながら掘りますが、手元で深さを確認しにくいです。コツとしては、排出した土の盛り方で判断する。もしくは、指示役に横から確認してもらうことがいいです。
長期放置のメンテナンス。
リコイルスターター引きません、キャブのドレンを開け残ってる燃料を抜きます。コックONにして、キャブレターへのパイプも外しガソリン抜いていきます。タンクも簡単に外し、出来るだけ空へ。プラグを外した状態で、コイルを引きスムーズな回転を確認します。
以前に雨ざらしにして、リコイルスターターひけないと言われ点検(通称ウォーターハンマー現象でした。)プラグを外して引くと、プラグホールより水が吹き出す!エアクリーナから冠水していました。危うくコンロッド折るところでした。←10年前
記憶も記録もあったおかげで、今日は気を使いながらメンテナンスできました。
ドレンパイプに合わせた変更点
トレンチャーは、加工した点があります。溝の幅をメッシュパイプがすっぽり収まるよう加工しました。ネトロンメッシュ200ミリ経の為です、写真を参照してください。
シムを作り重ね合わせて、ガードへ当たるまで最大幅を広げました。

約2センチを左右で幅が稼げました。
最後に、短いですが使う動画と操作パネル画像を合わせてご覧ください。

操作パネル
まとめ
持ってるところも、珍しい機械です。便利な機械で、海外製品なのにホンダ GX390エンジン搭載してます。エンジンであれば手に入りやすい部品もアリ、油圧駆動ベルトもサイズで購入できます。レンタルできたら、使ってみたい人はいるのか?疑問もあります。また、「実物を確認したい」と気になりましたら、お問い合わせいただきたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント