「なんか突然壊れて掛からないんだよ、直して欲しい」そんな連絡を受け、対応することはよくあります。すぐに対応することと、ポイントを気を付けて作業に当たります。
調べて納得できるようにしていきたいと思います。ここで上げる事例も、すべてに当てはまるとは限りません。ヒントや参考になってほしい限りです。
用意する道具
- デジタルマルチメーター
- 測定前に必ず、導通チェックする。測定するものから、テスターまでの配線不具合を排除しなくてはいけない。
最初に気を付けること
まず、セルが回らないのと エンジンがかからいのを一緒にしないように注意してください。
なぜなら、作用する条件が違うことがあります。エンジンがかかるために必要な、3大要素「いい圧縮」「いい火花」「いい混合気」
##エンジンについては、また別の章で説明します。セルが回るには、電気の要素が主になります。キーと、配線と、電力、セーフティ、など
セーフティーは、始動させない仕組み
配線図を見ることが大事です。代表的なセーフティは、Pブレーキ、Nトラ、シート検知、油圧スイッチ(黄色のボタン)作動させない。無意識で始動後に、作用してうっかり怪我があったら大変!そのためのセーフティスイッチです。メーカーにもよりますが、セルすら回さないようにセーフティの強化してることもあります。
電気は川の流れのようにプラス~マイナスへ
- プラスを上流とたとえ、下流のマイナスへ流れます。セルより前にあるものがさようしてしまいます。なので、配線図があれば機能の確認。故障探求に役立ちます。
セルモーター本体に問題があれば
- 意外と簡単です。バッテリーのプラスから、セルの赤い太い線が付くところへジャンプさせてみてください。 一瞬だけ!!つなぐ線の太さにもよりますが、スパークが出たり、配線が熱くなります。細いと燃えてしまいます。
- セルが回れば、制御するための入力側に問題があります。
構成部品の洗い出し
- スタートリレー/solenoid
- キースイッチ/セーフティ
- 配線(マイナス側のアース、バッテリーからの電源。)と少しずつ原因に」近づいてきます。
キーを回して音がするか?←簡単セルフチェック
- これはかなり参考になります!リレーの構造は、電磁マグネットで大きい電気を入り切りするので、カチッと音がします。
- システム電源制御、キーオンでカチッ。良好ランのところへキーを回し、カチッ。良好???まわってない?!この先は、リレー、solenoidについて調べる必要もあります。
リレーやソレノイドは、別のところで詳しく、中身を見えるようにしたいと思います。
答えは一つとは限らないと覚えておくこと
- 掛らない場合、セルの不具合のあります。一次と二次とも混同しないように、「故障はひとつですよ」何て言ってませんから、しっかり確認しましょう。これは電気だけと限りません!
セル自体の回転が重いと、電流値が上がり燃焼の事態を防ぐためにヒューズが切れます。セル+ヒューズがもう交換の必要が出てます。
最後にお伝えしたいこと
- 全体の機能や役割を把握してください。
- 気になったところ、自分がそう思った理由も明確にしてください。
- またメモなど記録しながら点検してください。
条件が同じであったり、異なったりを気にしないでいますと同じことを繰り返し繰り返しみてしまいます。結論や原因へ進展しないとストレスや疲れが溜まってしまいます。
こと、エンジントラブルだけの事ではありません。緑化機械ですと、かなり油圧作動のシステムが導入されています。
ハイドロモーターでの駆動、作業、回転や昇降動作。ココは、電気回路と油圧回路も理解しないといけません。更に薬剤散布車両ですと、水路も関係してきます。
それぞれのページが変われど、把握は必要になります。応用の診断スキルアップができますので、頑張ってください。
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