あー、駄目だ!何でこのネジのために!たかがネジなのに!想いと裏腹な出来事があります。思い通りにいかないことは、人間界にも修理にもあります。新人時代に「力じゃないんだよ、女性も力で何とかしようとしてもダメダメ」って修理の仕事と関係ある?!を教わったのを思い出します。この数グラム、数十円の為に困ってしまうことがありますので、DIYでも修理でも自分でやろうとしたときの「困ったどうしよ~」のヒントになれば幸いです。(注)この後人間的表現は、例えとしてです。
登場人物(ネジの種類)
- 固く、そして一番高価で、加工もしにくい彼ステンレス製のS君(ボルト)にS子(ナット)
- 高価だが、柔らかく 加工もしやすいアルミ製のA君(ボルト)にA子(ナット)
- 安く、加工もしやすく、この中でサビ易い鉄製のT君(ボルト)にT子(ナット)
磁石を使えば、簡単にわかります。くっつくボルトは「鉄製(メッキや合金)」つかないボルトを「非鉄金属(アルミやステンレス)」と呼ばれていると思います。
T君とA子の場合 鉄製雄ネジとアルミ製雌ネジ
意外と多いかもしれません。安くすぐに錆びつくT、柔らかく柔軟なA子そんな二人は、、、、、ナンバープレートを止めるネジ 雄ネジは、金メッキ(24kじゃないよ)10mm、M1.0のT君と取り付けのブラケットがアルミ製に雌ネジを切ってあるA子の組み合わせ。
強いと思ったけど、金メッキ(表向きには強そう)、雨や時間の経過とともにはがれてしまう。ずっと長く続かないT君とA子のお別れの時(ナンバーを返す廃車の時)
緩みにくいんです、T君錆びてしまってA子の向こう側が、錆びてネジ山以上に。工具で緩めて(二人を引き離そうとも)なかなかうまくいきません。
ナンバープレートを止めているだけなので、太さも細い方です。力を入れると
- T君が取れたら、A子(雌ネジのネジ山が駄目になってしまう)
- サビが強すぎるとT君の頭がもげる(ネジが折れ残ってしまう)
こんな展開になってしまいます。
新しくナンバーつけるならどうするか?
新しく出会いの場を作るだけです、数センチ横へオフセットさせタップを使い、アルミ製のブラケットへ新しく雌ネジを作っていきます。
ナンバーも発行されると雄ネジ(T君)ももらえるので、すぐに新しカーライフが始まっていきます。
S君は、自由に生きれない
ステンレス製のS君、高価で耐久性に優れ、腐食(サビ)し難く熱による変動もなく、とても優れた優等生。
彼は、同じ性質(同じ環境の子、お見合いでしか将来を決められない)決められた相手しかうけつけられないのです。
- S君XA子=緩みやすく離れてしまうA子
- S君XT子=締めすぎてしまい、割れるT子
(注)ワッシャーなど二人間に入り何とかしようとする存在は無視し、お互いにダイレクトな関係を築く場合であります。
関係性が無い例えで、困惑しかねませんので簡単に。
ボルトやスクリューの形状材質違いと、相手側を気を付けたいです。
雄ネジ ボルト スクリュー | 雌ネジ ナット 雌ネジ加工 | 注意点 | |
エンジン点火!プラグが雄ネジ(鉄) | シリンダーヘッド 雌ネジ加工(アルミ) | 斜めに締めると、ヘッドのネジ穴X | |
外装取り付け、タッピング | スピードナット(鉄のクリップ形状) | 締め過ぎ超え、ユルユル永遠に回せる | |
軽トラアルミホイール(ネジじゃないが) | 純正のホイールナット | 締め過ぎて、ホイール割れる |
この先は、作業でのヒントに!プラスネジ、HEXネジ、TORXネジ、六角ネジ
緩めていくときのリスク順に並べてます。緑化機械なら、土の中、雨が降ろうが槍が降ろうが、どんな環境下でも仕事をしてくれているはずです。できたら消耗品の交換に、固定されているネジ類は簡単に緩んで、しっかり締まってほしいと思います。
錆びが出てたり、緩めにくいからと潤滑スプレーをしてはいけないところもあります。
- ホイールのナット
- ブレーキの固定ネジやナット
そのネジの形状で、力の掛かり方が違うんです。
日常生活の中で、一番使われいているプラスネジ。ネジの太さから、+の1 +の2 +の3と分かれています。工具の先がとがって、横から見ると鉛筆のようになっています。斜めになってるところの横回転方向へ力を加えるので、十字が崩れ引っかかるところをなくしてしまうのです。
押しながら左回しができると、緩めることができます。
特にネジの材質が違うもので固定されている時に、反対側に貫通してナットで固定してれば、潤滑スプレーで緩みやすくすることができます。ナメってしまうわないように、インパクトドライバー使うと緩んでくれます。工具としても、必要不可欠です。ネジを折ったり、ナメってしまえば目的作業から一気に遠ざかってしまいます。
ハスクバーナゼノアの振動式草刈り機の葉の交換でインパクトドライバーを使用しています。リンクされた記事内の、交換作業の動画がります。ぜひ実際の作業での使用例を見てください。
最後に
今回は、緩まないときにインパクトドライバーを使う例をお伝えしました。作業するときには有りうるトラブルです、少し気にしていれば対処がしやすいと思います。「ネジを買いたいけど、サイズを知りたい!」など気になることも、掲載しました。
こちらもぜひ読んでください、最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
締めるときにイキナリ工具はやめてぇー
仮締めは必ず、手で絞めていってください。斜めに締めてしまったら、締まらず緩まずどうしようもない事態を招いてしまいます。
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