チェーンソーにも刈り払い機にもついて、重要であり故障原因だったりします。あの透明なゴムの中に溜まって、燃料がエンジンに送られていくんだと思ってました。そんなことはなかったんです、思い込みから本当の意味を知って、納得してもらえるようにまとめます。
- ぺけペコ押す、中に燃料液体がある!
- 押したまま、へっこんで膨らむ戻りが悪い
- 中が空っぽ、ペコペコ感触が軽い
正常な作動
透明なゴム製の半球に、燃料が入ってると。始動の準備が整いエンジンを掛けられる状態にあります。この見えるガソリンは、キャブから吸い上げてエンジンに使われません。
押すことで、燃料はリターンパイプを通り燃料タンクに戻ろうとします。
指を離し膨らもうとする過程で、燃料タンクから吸い上げる。
もう少し細かく言うと、負圧からメタリングバルブが燃料流入させるチェックバルブを押し開けてます。そしてペコペコ内まで燃料が来ます。
吸い込みを動画で見る
ペコペコ押しても戻りが悪い
押す力も強く押さないとダメだったりします。戻ろうとする負圧
燃料タンクのキャップ外して変わる?←キャップにはベント機能がついてます。燃料を外に漏らさない
紙パックのジュースとは違いへっこまない代わりに空気を取り入れることにより、燃料を吸い上げることができる。この機能ができていなかったことが一つ考えられます。
燃料のフィルターが完全に詰まってしまってる。吸い上げられないと、やっぱりペコペコの膨らむ戻りが悪くなります。
不調は、エンジン回転の落ち込みや、エンストを起こす
不調が1つしか出ないと言い切れないので、燃料タンクのキャップを外す、フィルターを外しての吸い上げ2つのことは特別なことをしなくても確認できます。
ペコペコ自体の劣化とスカスカ
茶色く硬くなったり、よく見るとゴムの周り濡れてる。亀裂が出ると、もうすぐに破れてしまいます。破れてる状態だと、ゴムの半球内に燃料は来ずエンジンの始動が困難になってしまいます。
パッキン、ガスケットの密閉不良 燃料を吸わず脇からの空気を吸ってると、ゴムの半球内は空っぽのままです。 また、中のメタリングバルブのピンホール(穴あき)や張りの無さのたわみ。負圧でもチェックバルブを押し開けれず、燃料を吸い上げられないままの場合もあります。やはり、エンジンの始動に影響が出てきてしまいます。
プライマリポンプ交換の時のコツ
外すと解らなくなってしまいます、ポンプの機能を確認していただくと間違えないで済みます。間違えたらどうなるかも、別のページにまとめましたので合わせて確認してください。
まとめ
ペコペコは濡れていないで、硬くなく、押し戻りの感触も一定ならば、エンジン燃料供給に疑問を持つことが減ることになります。キャブレターも小さいのに、機能が盛り込まれています。1度に全部をまとめにくいので、今回はプライマルポンプに絞ってみました。最後まで読んで頂きましてありがとうございます。