お盆のころには、機械もバテてくる頃です、忙しくなりますが頑張っていきましょう。ここでは、共立社のフラィングモアーFM-47の修理と気になるエンジン回転調整についてまとめたいと思います。以前の動画、【フライングモア浮いてる?】を投稿しました。
正常なら浮いて当然ですね。浮かない状況があって、初めて仕事になってくるのです。
- スロットル調整、ガバナーで自動
- 「削る、浮かない」どんな故障?
- 比較動画
ガバナーの自動調整
このモデルには 使う人自身が アクセルやスロットル回転速度を調整する機能がありません
ガバナーで、作動時の回転を一定に保つように付いてます
作用点が、エンジンの回転で起る遠心力によって、外へ動く。合わせてリンクされたレバーが動き、キャブスロットルが開いていく。負荷が掛かれば、スロットルも閉じる方向へ調整する。
修理で外す前に、回転する軸とレバーの位置関係を印を付けてください。
再調整には、エアクリーナー外したり。数度だけ、ずらさないといけないシビアな調整ポイントです。
「浮かない、削ってしまう」と言う訴えがありました。
点検してみたところ、ファンに問題はない。デッキにも空気が逃げる穴は無い。
もう少しみてると、ブレードの位置が斜めです。ファンとデッキの隙間が大きいところもありました。これが、訴えとマッチする部分です。
斜めの位置をわかり易くするように、外しました。するとエンジン固定位置が、窪んでしまってました。
パーツリストで確認すると、
エンジンとデッキの間にあるはずのプレートが無い。プレートが無いことで遮熱効果が無く、エンジンの熱で変形。窪んでしまったようです。
デッキは、割れる事が有リます。デッキ交換の時に、張り付き気味で、付け替え忘れが原因です。
プレートの形が、デッキの形にピッタリだと、忘れる要因になるかもしれません。
新しいプレートも少し大きくなり、遮熱効果と視認性が向上しています。
比較動画、高回転だしました
最初に始動した方よりも、後に始動した方が5度ほどあけました。音でわかるくらいに回転数が違います。もっと丁寧に回転数を確認するなら【緑化機械フルスロットル】の手段が使えるかもしれないです。
先にエアクリーナーも見といたほうがいいです、なぜならシーズン終盤へ突入!だいぶ、乾いた芝カスなど蓄積が多いと思います。【フィルターを見える化】詰まり具合の加減がわかると思います
まとめと注意
自分で撮影した後に気づいてしまったことですが、「フライモアは、カスや噴煙を周りに巻き上げる」使う場所には注意が必要ですね。マスクや長袖も必要です、
作業後にクシャミと鼻水がしばらく出てしまいました
スギ花粉、シラカバ花粉、リンゴ食物アレルギーを持っていました。今回さらにブタクサにも反応がでました!
体質的に向かない仕事、でも好きですし必要とされているから頑張っていけるのです。金属アレルギーもあります。鉄粉が肌に着くと、ヒリヒリかゆくなります
高回転にしたいがそれは間違いです
コンクリートで試運転しても、実際の使用場所とは異なります。マウントのところで、エンジンかけようとすれば、刃の回転が鈍ります。
すぐに刃も丸くなってしまう←回転抵抗大。
雑草も芝も夏はよう伸びてる←長い葉丈は抵抗大
そのたびにエンジン掛け直しは、時間効率が下がります。負荷が大きい時にも止まらず、条件がいい時にも回転を抑えて燃費改善が良いのではないでしょうか?開発時点で何度も実証実験や、ケースバイケースの検証してから世に出すのです。すなわち新品の調整位置が正しく一番良いのです。今回は回転数を変えましたが、正規の位置へ戻し効率よくなるように維持してます。現行モデルとは形も違います、故障個所を直しながら使い続けてもらっています。新品価格144000円もキビしい時代なのかもしれないです。最後まで読んでいただきありがとうございました。気になることや疑問など可能な限りお答えします。
コメント