ジョンディア、ジャコブセン、トロとアメリカ製機械に搭載されてるCH740シリーズ。Vツインエンジンの不調修理の内容になります。
部品供給のトラブル
部品の注文のときに、【モデルNo.】【スペックNo.】【シリアルNo.】を伝えます。忙しさと間違えたく無いと思い、イグニッションコイルを1つ注文(品番は、自分で調べず)約1ヶ月のバックオーダーしました。間違えれば、更にバックオーダー。季節が変わって迷惑を掛けるだけになってしまいます。
自分で調べることができます、その内容もまとめています。時間がある時に、修理の際に参考にして下さい。
予告無しの部品変更
部品の番号は変わったり、種類がいくつかの候補が表示されたりする事があります。例えば、シリアル@*****以降と以前。出力指定15hp20amp以上、以下など。自分で間違えれば自己責任、高価な部品を自己負担したくないものです。まして、忙しい時ほど見落としやすい物です。
実際に納品された物がコチラになります(写真)
不良品と新品を見比べたときに、間違えてると感じます。コネクタの形状が違う、配線違うと使えません。間違いがあったんだろうと思います。
エンジンから導き出した部品を販売店側が、間違えたか?!そう思います、写真を送り今度は「部品に刻字された品番」から導き出してもらい注文をやり直しました。
また1ヶ月ほど待って入荷したのがこちらです。箱を開けて見たら↓
えー(・_・;)もうシステム間違いだと思ってしまいました。返品対応してもらうつもりで、中の袋などを開封しないように連絡いたしました。
交換方法と動画”Conversion Kit”の意味を理解
調べ直してもらっても、「合ってます、付かないですか?」と回答が来ました。
YOUTUBEでは、検索したらちらっと見えました。コンバートさせるんだと(=組み替える)そして、改めて袋を開封したら「作業指示書」が入っていました。部品供給に間違いはない、仕様変更をしないといけないんだと覚悟しました。
片方の1つだけ不具合を起こしていましたけど、2つ変えないといけない理由も納得です。
作業指示内容
- 3ピンコネクター配線を撤去、1ピン仕様にする。
- 切った白い線へ端子を付ける。配線取り回し、固定。
- 新しいコイルの取り付け調整ギャップを0.25mにする
3ステップで作業になります。診断の状態のままでしたのでスムーズに完了です。動画にもまとめたので、参考にしてください。
作業動画
イグニッションモジュール交換のざっくり診断内容
始動性が悪く、エンジン回転の調整、スロットルが効かない。プラグを点検すると、中心電極まで真っ黒(=点火せず火花がない。)左バンクの片側だけに発生していました。左バンクの圧縮も確認しました、プラグを外した状態でエンジン始動ができる。しかし、エンジン回転一定のまま。本来2つの燃焼室へ送る分の混合気が、右のみに供給され中速回転の固定になる理由です。
右バンクだけでエンジンが始動しています。片肺のなってると、言います。左の点火系統に不具合がありそうです。
まとめ
2つもコイルを交換することになりました。すると、「あれ?最初に来た部品も間違いじゃない。」仕様変更後に導き出された部品だったのです。これはこれで、在庫にしておくことにします。長く使えば壊れるかもしれません。次に1か月も、待たなくて済みます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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