芝草管理技術者3級資格研修を受けて

芝草管理技術者研修日程 緑化機械

この資格の認知は低いが、スポーツ庁後援??公園やグランド、関係者の知識の基礎が学べる??とても気になります。かなり専門性が高く、集約した講義なのかもしれないと感じました。私自身が実際に研修を受けたことをまとめたいと思います。

末永く緑化関係で仕事をしたい、そんな理由から受けました。知識や資格は、失うこともないので視野を広げる意味でもいいですね。通常は機械を直す側ですが、使ったり管理する側の立場になる意味でも重要な研修だと思っています。

ここで伝えたいことは、

  • 研修3日間、どんな科目を講義してるのか?概要
  • 知識のメモと技能は、同時に習得しにくい
  • 物足りなさがある

芝草管理技術者3級の概要

日本芝草研究開発機構が平成4年に設立、ゴルフ場の管理に携わる方向けに活動を始めました。H19年に日本ゴルフ協会(JGA)に公認されています。

現在は、「第9回1級資格認定事業」「第15回3級資格認定事業」はスポーツ庁後援の資格になっています。

研修参加者の割合も6割がゴルフ場関係者、3割は造園や公園グランド施設、1割がその他の方が参加されていました。定年後の再就職に、資格を取って応募したいという方がお隣にいました。ゴルフ場以外の方も増えてきてると、感じました。

1冊の資料を3日間で、9科目を2コマずつ受講します。全てを説明する時間は足りないようです。研修時は、要点をまとめて講義しています。

芝草管理技術者研修資料

科目について

芝草管理入門、芝草の一般管理、芝草造成、芝草管理用機械、は経験を元に構成された部分です。講師の方も、有名ゴルフ場のキーパー(コース管理責任者)の経験を踏まえた内容になっています。

年々内容が変わっていってます、理由もその年ごとの気候の変動で影響を受けます。新しい変化には敏感に、注意深く観察し対応していると話されていました。

芝草入門、土壌の知識、芝草病害防除 芝草病虫防除、雑草管理、は大学教授ら研究者らの学術的な知識、を芝草へ当てた一部の抜粋内容でした。病害病中は、研究機関への依頼や調査の結果をまとめた内容です。

この資格のは、そもそもゴルフ場で仕事をする方向けへ、知識向上とグリーンキーパー、コース管理責任者を目指す基本になります。

知識と経験をメモ

講師が訴えていたのは、ゴルフ場の管理の苦労とトラブル対処、予算や労務の管理と多岐にわたる話でした。薬品メーカーや、研究機関との連携で乗り切ったこと。

また環境に配慮した、対策を出していく工夫をしてることも話されていました。例:米ぬかを土壌の改良の施肥とすること(土壌の微生物の活性化を促す) 日頃の管理は、刈込の重要性を話されていました。

その記録は、蓄積され対策や改善の礎になっています。予算や人員が減る状況での管理は、厳しい状況です。横のつながり、情報収集も大切にしてほしいとも言っておられました。

これから試験を受け、どう生かしていくのか?

これから、仕事を探さし就職や転職への強みにする方と現場を知り仕事の一貫として研修を受けてる人では感じ方が違うと思います。

3級研修は入り口の部分であり、どんな知識を得ていけばいいのか?指針にはなっていました。しかし職種の違いから、それぞれ管理レベルに沿った内容ではないと感じました。

物足りなさ

物足りないと思うのは、芝草の現物やサンプルがないのです。機械であれば実物がないのです。芝草の状態や土壌の状態を観察する実技?現場研修がないことです。

芝草の品種も「これがベントグラス、バミューダグラス。ぜひ見て触ってくっださい。」ポット植えでもいいから、実物を並べてもらえたら良いなぁと思いました。

病害病虫、雑草の実物は展示紹介は厳しい。けれども、便利なハンドブックもあります。1冊にまとまり1年の成長過程や薬品の使用対策の目安が書いてあります。薬メーカーが監修してます

手のひらサイズのハンドブックは、2000円はお得。必須アイテムなので、現場で「これは何だろうと?」と思ったらすぐに調べられる手軽さがあります。

緑化管理機械の動画はメーカー広告としていっぱいあります。トレーニングムービーも機械の納品と一緒にDVD付いてきます。管理のやり方、機械の紹介は動画の時代です。

まとめ

3級は、基礎的な芝草の知識を受けました。参加者同士の交流をする機会がありませんでした。管理するトップになるなら、常に情報や急な対応能力が求められます。横のつながりは、重要かつ自信や助けになります。日本芝草研究開発機構を通して、交流の場を提供してほしいと思いました。

緑化機械について言いますと、実物がない講義。写真では伝わらない、興味も持ってもらえないと思いました。講師が引退したら、直ぐにでも代役努めたいと思います。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます、基本的な機械の管理(実物で紹介や使い方と、ワークショップの見学などやっております)芝草管理者の未経験者にお勧めします。

 

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