ミッションケースやギヤボックスに、車軸や耕運軸、動力シャフト等にオイルシールがあります。直接シールを外す前に、事前作業ありますがシール交換自体は簡単に出来ます。ここでは、オイルシール購入や交換作業と漏れる原因を写真や動画を交えてまとます。
【短編動画】オイルシール交換
シール交換 作業手順
特殊工具は無くても、3ミリドリルで下穴を開けます。タッピングビスを5ミリ程奥へ締め込みます。掴んで引っ張り抜きます。固い場合は、テコの原理を使ったり、ペンチを叩いて衝撃を与えれば抜けます。
シールプラーは、軸が邪魔で抜き辛いです
大きく分厚いオイルシールなら、特殊工具が発揮します。
オイルシール購入について
使っていた古いシールを測定して、購入サイズや材質、種類を確認します。何処で購入しようか?と検索すると【機械の名称や純正部品番号】が多く出るので即購入しにくいです。
個人ではなく、業者専用サイト【◯◯ブック】や【◯SC◯】【◯◯タロウ】 では、1つ単位での購入出来ます。オイルシール部品代は¥◯◯◯、安いです!気になったら、どうぞお問い合わせ下さい
オイルシールの表面にダメージがないと規格やサイズを読み取れます。外す前に、オイルシールを先に購入出来て効率が良いですね
オイルシールから漏れる2つの原因
軸に絡む
1つ目は、軸に絡んだ異物が原因です。ビニールや紐、細長い植物(ツル、稲草)も原因です。下の写真は、巻き込んだものを掃除したら出てきました。
回転軸に捲き込まれ、シールを破損させ内部まで詰まってしまいました。高回転で摩擦が起きると、異物とオイルシールが接触し磨耗と損傷します。
組付け
2つ目は、意外な組み付け不良です。オイルシールの径は、軸より小さいです。押し広げながら組み付ける必要があります。特に新品のリップ部は柔らかく、捲れて押し込んでしまうことが有ります。表面が目立たなく、気付かずに漏れてくることがあります。
中のスプリングが外れてしまう、変形してる事も組み付け不良などで起こることがあります。注意すると、自分でメンテナンスする時に失敗しないです。
オイルシールの構造とコツ
オイルシールの内径は、取り付ける軸の径より小さい。ゴムが広がり密着して、漏れないように密閉する構造になっています。
組み付ける時のコツに、グリスやシリコンスプレーする。オイルシールのリップや軸を滑り易くすることで捲れ難く(めくれにくく)組み付けが出来ます。
まとめ
シール交換は、軸から外す場所を確保すれば、外側へ抜けます。分解の必要はなかったりします。エンジンのクランクシールも同じ要領で交換できます。読んだことで、試してもらえれば幸いです。読んで頂いありがとうございました。
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