ハンマーナイフモア、オーレックHRC802Bの整備をしました。バイクに付いてるコックとはちがいますね、改めて確認しても損はないはずです。機能を知っておくと、トラブルの対処が可能ですね。
多機能コック【例:三菱メイキGM301P】
1つ目は、コックとしての燃料通路の遮断です。設置される事によって、コックより下流のキャブレーター、修理が容易になります。コック自体のメンテナンスもできます。メーカー説明書にも、保管する時にはコックを閉じるとあります。燃料のかぶりの防止にも約立ちます
2つ目は、ガソリン(油分)と水を分離する、セパレーター(分離装置)の役目をします。「油は水に浮く」この作用を利用します。水分がキャブからエンジンへ吸い込まれると、鎮火消火になります。タンクからコックへ入った燃料は、溜まっていったら、上から排出され次にキャブへ送られます。なので、コック下部で【重く沈む水】と【浮くガソリン】に分けてもらえます。
3つ目は、フィルター機能があります。コックの出口手前に、目の細かいメッシュがついてます。ゴミや異物が、キャブに入らないような仕組みになってます。
【動画】燃料コックの分解や仕組み
機械のキャブをオーバーホールと考えてしまいがちです。しかし、他の要因もある事。全体を見えてるか?大事になってきます。
コックは、¥1800。キャブは¥10000越え故障原因を間違えて、高い出費にしたくないですよね
作業の補足
- 注意点があります、ゴム製品のパッキンが入っています。経年劣化で、変形します。ゴム質が固くなります。強く締めても漏れを起こすなど、再利用が不可能な場合がほとんどです。使いたいからと、無理をして漏れたままで使わないよにしてください。火災を引き起こす危険があります。
- パッキンを交換する時に、メッシュ状を変形させてしまわないように。フィルターとしての役目にならないです。
- アルミの鋳物で作らてた製品です。横方向や衝撃にも弱いです。プライヤーを使いましたが、力加減で折れてしまう事があります。ホースも無理に抜こうとせずに、ホースのゴム質が硬かったり亀裂ひび割れがあるなら交換して下さい。引っ張らず、カッターで切り込み入れます。そうすれば、楽にホースも外せます。パッキン同様に、漏れは危険です。エアーの吸い込みしても不調になります。
硬いホースは、マイナスドライバーやピックで隙間を作って抜く。ダメージが出るのでクリッププライヤーで、またロングノーズプライヤーのテコの原理を使って抜いていくと良いです。
ホース取り付けの向きが違う、と思って回転させないでください。組み立てると、接着不具合で燃料が漏れて危険です。見た目が似てるので、間違えて注文しないよう気を付けて下さい。
キャブにコック付き【HONDA GX200】
燃料フィルターは、何処に?
コックの清掃では無く、燃料タンクを空にします。取り外してからでないと、フィルターの分解交換と出来ません。
また、HONDAホンダのエンジンの純正部品を個人へは売ってくれません。ネットなど互換性ある物で対応になってしまします。
SUBARU FX13スバル(富士ロビン)のエンジンもホンダと同様に、タンクの底に燃料フィルターがついています。
さいごに
燃料コックやフィルターが原因の事例もあります。合わせて、確認して下さい。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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