春だ、さぁゴルフと楽しみにしていたがパッティングが決まらない。ラインを読むが、いつもと様子が違うコンデション。
この理由を3つと、プレイヤーの知らないかもしれない裏側をまとめます。
ここの内容は、パッティングのコーチではありません。機械や、作業目線での内容になります。
水分が沢山あるような?!
冬の乾燥から、春の雨なども増えてきます。日中の寒暖差がある季節でもあります。朝早いスタートをすると、薄っすら白く朝露が降りています。
転がったボールの方向は分かるが、ショートしてしまいます。
朝と午後で変化していく
でも、ランチ休憩を取ったあとはカラッと晴れてる。同じ様にストロークしていても、今度はオーバーしてしまう。
えらくカーブを描いて、目や傾斜の思惑通りに、カップの縁を大きく避けてしまう。ホントに難しくなって来ます
パットを制するものは、ゴルフを制する
なんて言われますね。また、春は雨の日も増えてきます。ボールとプレイヤーが濡れてパッティングは、泣きたくなるほど(修行しに来てるのか?)難しい。
どうも何かの作業をしてる?
はいやってます!2グリーンであれば【ロープ張ってCLOSE】もしくは1グリーン【半分だけ】作業してます。
作業の影響がある所での、パッティングをする場合もあります。転がるボールがポコポコ跳ね、真っ直ぐな筋に沿って転がる事も有ると思います。
凄く、イライラする
そして、砂もタップリボールにまとわり付いてくる。姿は見えないが、やかましい工事の音が聞こえてくる。
難しいパッティングです。集中はできないし、ストレス発散に来たのに。気分が良くない、スコアも良くない!
しかし、どうしてもやらないといけない作業です。少し詳しく説明していきます。
春に更新をします
田んぼや畑は、【耕転】としてトラクターや耕運機でかき混ぜることができます。それは、土壌を作物が育ちやすい環境を整えてあげることです。しかし、芝生を耕してしまっては、ゴルフができる状態に仕上げるまで1年以上掛かる。
プロのツアーやトーナメントの為に、何か月も準備して環境を作っていく場合もあります。悪天候からの開催に、ボランティアを含み大勢の人海戦術で仕上げていくこともあります。
砂がついたり、ポコッポコ跳ねる場合
コアリング=芝と地中の砂、サッチ層を抜きます。締め固まった土壌をサンディー、空気(通気)透水性の向上させます。密に生えそろっている、ベントグラスを根の成長しやすい時期にスペースを作ってあげる面もあります。
抜いた穴だけに、砂を補充することはできないです。全体へ散布し、刷り込む作業をします。コース全部を限られた工員で、作業します。これがグリーンの面に砂がある理由です。
スケジュールは、天気による
地温や、天気、気温などでスケジュールを組んでいきます。機械で効率よくやっても、数日かけてやっていきます。雨の日には、更新作業ができません。機械を載せるとグリーン修復が困難になります。芝が成長、回復してくる前にプレイをしてしまった場合。どうしてもパッティングに影響が出てしまいます。
作業風景の動画
ショートバージョンですが、一連の作業をまとめました。順序は、
- エアレーションでコアを抜いていく
- スイーパーでコアを回収していく
- トップドレッサーで砂をまく
- ココマットで刷り込んでいく(動画はここまでです)
- 散水
- トップドレッサーで砂をまく
- ココマットで刷り込んでいく
- 散水
- 転圧ローラーをかけ締める
そして、更新作業はまだ続きます。
バーチカットも更新作業です
コアリングは、地中の土壌を改善する作業だと、バーチカットは表層部を改善しています。古いベント、サッチをかきあげていきます。
寒地型西洋芝のベントグラスは、一年サイクルで生え変わっています。その為にも、古いものを取り除き、つまり過ぎないようにしてる。
低い刈込に耐えるために
芝の葉先から、地中までの幅は小さい。サッチを有機質が分解するような層が足りません。梅雨や酷暑に、低く刈り取られ葉で行われる【光合成】で緑を維持していくこともできません。
病気や暑さ、変わる天候へ芝自体を健康に育てるように整えないといけません。更新作業は、病害や害虫での薬剤散布を減らす。自然環境に配慮した、大切な作業なのです。
いくつもある直線にボールが沿って転がる
短い動画です。難しくさせるパッティングの【バーチカットライン】がどんな作業でできるか少し理解していただけるのはないでしょうか?
まとめ
令和2年4月は、開場の自粛ムードがあります。対策をしっかりとって、営業するところもあります。また、ウォーキングや広場としてご家族へ開放してるところもあります。
もし我慢をしていただいてる間は、大事な更新作業は進みコンディションは上向いてます。コロナの脅威が収束に向かうように願うばかりです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。ウェブサイトでレッスンというのもありました。自宅でもゴルフの気分転換になるかもしれないですね。
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