Vベルトは、消耗品です。摩耗や破断するので、点検して予防的に交換整備が必要です。自分でやってみたい方の参考になれば幸いです。
Vベルト の基本とは?
Vベルトは、断面と回転する受け(プーリー)の形がvです。張ると形状でより密着する方向に動力を伝えています。
エンジンのクランクシャフトにプーリー。ベルトに力を伝え自走の為の駆動装置へ(同じようにプーリー)ベルトが付く。その間にテンショナーがつくのが基本構造
操作レバーで動くワイヤーが、テンショナーを動かしてVベルトを張ります。エンジン回転の動力が伝達されます。
Vベルト交換する1つの目安
細かいひび割れは、まだ使えます。亀裂が半分くらいまで入ってると、交換した方が安心ですね。切れてからでも、交換していいのです。しかし、使用中に切れたらVベルトを取りに戻ったり。工具が必要になったり面倒くさいですよね。
過酷なVベルト
エンジンが回転して、ベルトが回ってる様子を眺めて。変化のない感じだと思いますが、Vベルトがどのような動きをしてるかを、ベルト側の表現をしてみます。
1周する間に、曲げ反りと変形しながら動力を伝えてます。ゴムのしなやかさ大事になってきます
【失敗例】選ぶVベルトの種類
ホームセンターで在庫が並んでいるのは、「スタンダード型A,BのVベルト」です。これが農業機械に求められる耐久性、耐衝撃性、対候性が満足できないです。熱をもって煙が出たり、切れることがありました。
Vベルトを買う時に安い方が良いなぁとか、どれがいいんだろう?と思うかもしれません。農業機械用の【バンドー化学のレッド】【三ツ星ベルトのオレンジ】で覚えてください。金額も高くなりますが、2度手間を考えたら高くありません。
ワンポイント、カタログもない!ベルトの背面の文字も読めない!内側に刻印サイズの表記が読み取れるベルトもある
農業用上位Vベルト
スタンダード標準からは、3倍もする金額になりますが使われる場所によっては、純正正規品の標準採用もあります。サイズは確認してから購入をお勧めします。
Vベルト交換のコツ
交換+調整とセットで覚えておいて下さい。Vベルトは外れたり、動力を伝える為に【張り具合】を調整します。
交換の時には、【張り具合】を緩め外しやすくします。短いVベルトの方が、伸びが少なくプーリーの溝を越えるのに力が要ります。
プーリーを回転させながら、溝を越え外したり。取り付けもします。指を挟みやすいので、怪我の無いように気を付けて下さい
手でプーリーを回転させず、マイナスドライバーをテコの原理で使います。勢いで、ドライバーが飛んでしまわないように、気を付けて下さい。
【動画】交換に関連する、調整やレバーが固い場合
最後に
ベルト選びに失敗しないように、交換の時には調整を忘れないようにしてください。最後まで読んで頂きありがとうございました。Vベルト調整の記事もアップしました、合わせて読んでください。
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